理想のチームになるためのワークショップ

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こんにちは、スクラムマスターGo(@goyoko5)です。
今回の記事は、昨年末にエンジニアチームで行った、理想のチームになるためのワークショップについて書かせていただきます。

個人の価値観の共有と期待値のすり合わせについては、ドラッカー風エクササイズで行っていますが、チームとしての価値について、設定できていませんでした。

チームメンバーが考える理想の姿とはどんな姿か、その姿をめざし、何かに迷ったときのチームとしての行動の指標としての価値を決めるために、ワークショップを行いました。
ワークショップ自体はオフラインで行いましたが、draw.ioなどのツールを使えばオンラインでも行えると思います。

理想のチームになるためのワークショップ

かっこいいチーム、かっこ悪いチームとはどんなチームかを上げる

f:id:hito-link:20200228084659j:plain理想の姿とその指標を上げてくださいと言っても、上げるのが難しいので、まずはかっこいいチーム、かっこ悪いチームという判断軸で話し合いながら模造紙に付箋で上げてもらいました。
すごくかっこいいチームを一番上、すごくかっこ悪いチームを一番下とグラデーションをつけて上げてもらっています。

「出来ていない」「やっちゃっている」を洗い出す

次は横軸にやっていない、やってるを入れて、マージ、グルーピング、ノイズを除去しながら配置してもらいました。
この中から左上にあるものは、理想の姿に足りない部分、右下の部分は、是正すべき問題になります。HITO-Linkパフォーマンスのエンジニアチームでは下記のようなものが上がりました。

理想の姿に足りない部分

  • 数字に基づいて論理的に物事を進めるチーム
  • 挑戦的、率先してなんでも取り組んでいくチーム

是正すべき問題

  • 開発のことしか考えられていないチーム(ビジネスのことが考えられていない)
  • できることしかしない「したくない」チーム
  • 会話が少ないチーム(対話・議論・雑談)
  • 目の前しか見れていないチーム

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改善したいものを5つ選び価値を決める

この中からチームとして取り組みたいものを5つ選びチームの価値にしてもらいました。理想の姿に足りない部分と、是正すべき問題から上がった5つの価値は次のものになります。

5つの価値

  • 困難なことに挑戦
  • 目的を明確にする
  • 仮説検証サイクル
  • ビジネス視点を持って改善する
  • 話す

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価値に対するアクションを決める

 上がった5つの価値に対して、それが求められる状況、行動の案、できないことによる問題をあげてもらいました。

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アクションプランを決める

行動の案を「アクション」、求められる状況を「実施タイミング」、できないことによる問題を「解決する問題」として、アクションプランを決めてもらいました。また、推進役もその際にきめました。

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ワークショップの効果

自分たちが決めたことだけあって、各価値ごとにアクションが取られました。

次に上げているのは、実施されたアクションになります。一番大きな変化は、エンジニアメンバーが顧客とのミーティングに同行するようになったことです。

話すについては、「自問自答してしまい、意見を言うのに躊躇する」という言えない理由も出てきたのでそれもよかったです。

困難なことに挑戦

  • やった事のないタスクにネガティブだったメンバーが進んでタスクを取るようになりました。
  • 実現方法を考えるときに安易な方法に流されないようになりました。

目的を明確にする

  • ユーザーストーリーを開発できる状態に詳細化していくときに、実装方法だけでなく、なぜ必要なのか、本当に今必要なのかを意識するようになりました。

ビジネス視点を持って改善する

  • エンジニアチームが顧客とのオンライン、オフラインミーティングに参加するようになりました。顧客の生の声を聞くことにより、プロダクトで顧客の課題を解決したいという思いが強くなりました。

仮説検証サイクルを回す

  • カイゼンの時間を使って、機能をリリースした効果を測定するというタスクが上がりました。

話す

  • チームのミーティングでは、自問自答してしまい発言を躊躇するメンバーが多かったのですが、まずは言葉に出してみようと言う意識に変わりました。
  • エンジニアチームで集まって、それぞれのキャリアの方向性や振り返りでは話しきれない話を行う場ができました。

ワークショップは7名で行い、価値を上げる会に2時間、アクションプランまで決めるのに2時間かかりました。

かっこいい、かっこ悪いという話しやすい話題から、チームとしての理想の姿に向かっていく。できることが増え、問題が是正されれば、理想のチームはまた変わってくるので、定期的に見直し、さらにステップアップしたいと思います。

ワークショップのやり方などで質問ある方は、Twitterにメッセージいただければ可能なかぎりお答えいたします。